第22番 補陀洛山 総持寺




西国三十三所の第22番札所となる補陀洛山 総持寺。

総持寺は平安時代の中納言である藤原山蔭が父の遺志を継ぎ、寛平2年(890年)に開いたとされる高野山真言宗の寺院です。
山号は補陀洛山、本尊は千手観音。
毎年4月18日には開基の山蔭にちなんで、古式に則る「山蔭流庖丁式」が行われます。
料理上達を願う全国の調理人からの信仰も厚い。


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階段を上るって門を潜ると、総持寺の美しい境内が姿を現します。

西国三十三所,総持寺,第二十二番札所3


総持寺の観音様は信長の茨木合戦の際にも焼け残たことから、「火除け観音」の異名を持っています。

また、観音様と言えば、美しい蓮華座が定番でしょう。
他にも、邪気を踏みつける四天王や、像・獅子に乗った菩薩様など、仏像には様々な種類があります、

しかし、総持寺の観音様は少し風変わり。
ありがたい教えを体現する亀の上に乗った観音様。

ご本尊が乗られている亀は神の使いであり、神獣であるため擬人化され、耳や牙を持っています。
是非、その表情にも注目してもらいたい。


この、観音様と亀の組み合わせは、亀の恩返しに由来するものです。

当寺の草創説話では助けた亀の恩返しと観音の霊験に関するもので、寺所蔵の縁起絵巻のほか、『今昔物語集』などにもみえます。

それによると、開基藤原山蔭の父・藤原高房は、漁師たちが大亀を捕らえているのを見て「今日18日は観音様の縁日だから」と言って、亀を買い取って逃がしてやった。
その日の夜、高房の子・山蔭は、継母の計略で船から川に落とされてしまった。
父の高房はこれを悲しみ、観音に祈ったところ、高房が助けた亀が山蔭を甲羅に乗せて現れたという。
高房の没後、山蔭が報恩のため観音像を造立し祀ったのが当寺の起源だと言われています。


亀の背に乗った、親しみやすい観音様のお姿は「情けは人の為ならず」というメッセージにもなっているという。

尚、境内にある池をのぞき込むと、悠々と泳ぐ亀が多く見られます。
参拝に訪れた際には、池の亀にも注目してみて下さい。


境内は美しく整備されています。

西国三十三所,総持寺,第二十二番札所2





ご詠歌

ぎゃくえんも もらさですくう がんなれば
じゅんていどうは たのもしきかな



大阪府茨木市総持寺1-6-1

住所 大阪府茨木市総持寺1-6-1
TEL 072-622-3209
拝観時間 7:00~17:00(納経8:00~)
山号 補陀洛山
宗旨 高野山真言宗
文化財 木造千手観音立像
入館料 無料

主な年間行事

  • 4月18日 – 山蔭流包丁式
  • 4月15日〜21日 – 本尊御開扉、西国御砂踏



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